器質性精神障害

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脳そのものの器質的病変により、または脳以外の身体疾患のために、脳が二次的に障害を受けて何らかの精神障害を起こすことがあります。これを器質性精神障害といいます。身体疾患に基づく精神障害を症状性精神障害として分けることもあります。主な症状は、認知症意識障害です。認知症とは、正常に発達した知的能力が、脳の器質変化によって低下した状態で、記憶や知能の障害に加...

主な症状は、認知症意識障害です。認知症とは、正常に発達した知的能力が、脳の器質変化によって低下した状態で、記憶や知能の障害に加え、生まれもった性格が変わってくる人格変化がみられます。認知症に伴って、情動の不安定さやうつ状態など感情の変化、気力や意欲がなくなってくる発動性の低下、幻覚や妄想などの精神症状もしばしばみられるようになります。意識障害とは、昏...

治療の基本は、原因となる脳器質疾患、身体疾患を治療することです。頭部外傷や脳腫瘍など外科的処置が必要になるものや、脳炎、膠原病など内科的治療を行うもの、アルツハイマー型認知症のように、薬を使いながら生活環境を整えリハビリを行うものなど、原因疾患が何であるかによって、治療は変わってきます。精神症状が激しい場合には、向精神薬を用いながら治療を行います。

器質性精神障害の主な原因となる疾患を表1に示しました。基本的には、脳に障害をもたらす疾患すべてが原因となりえます。

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