咽頭炎

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咽頭は鼻腔や口腔の奥にある部分で、ここには咽頭扁桃や口蓋扁桃、口蓋垂などが存在しています(図10)。咽頭炎とは咽頭に起こった炎症のことです。ただし、口蓋扁桃に強い炎症のある場合には、扁桃炎という別の病名で呼んでいます。さまざまな咽頭炎がありますが、大きく急性咽頭炎慢性咽頭炎咽頭特殊感染症に分けて解説します。急性咽頭炎では咽頭の痛みが急激に現れ、その...

急性咽頭炎では咽頭の痛みが急激に現れ、そのほか全身倦怠感、頭痛、発熱などを伴うこともあります。溶連菌感染の場合、全身に発疹の現れることがあり、猩紅熱と呼ばれます。慢性咽頭炎では咽頭の不快感、異物感などが慢性的にあり、それに伴って咳払いも増えます。咽頭特殊感染症では、症状は普通の急性・慢性咽頭炎に似ているので、症状だけで鑑別するのは困難です。

多くの場合、咽頭は発赤し、症状の経過からも、通常の咽頭炎は比較的簡単に診断されます。時に、咽頭の発赤とともに小さな水ぶくれや、その破れたような病変がみられることがありますが、これはヘルパンギーナと呼ばれ、コクサッキーウイルスの感染によるものです。咽頭の発赤が著しく、全身症状を伴う場合は溶連菌感染を疑い、分泌物を取って検査します。また、白色の病変や、粘膜...

急性咽頭炎は、アデノウイルス、コクサッキーウイルスなどのウイルス感染や、A群β溶血性連鎖球菌(溶連菌)、インフルエンザ菌などの細菌の感染によるものが一般的です。刺激性ガスの吸入などによる物理化学的な刺激が原因になることもあります。慢性咽頭炎は、急性咽頭炎が治りきらなかったり、たばこの煙、お酒などが慢性的に咽頭を刺激したりすることによって起こります。咽頭...

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