口唇裂

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口唇裂とは、上口唇(上くちびる)の形成が不十分で披裂ができた状態で生まれてくる病気のことをいいます(図9)。母親の胎内に宿った赤ちゃんの顔の部分は、最初から形ができあがっているのではなくて、顔面突起と呼ばれるものが組み合わさり、徐々に形づくられます。上口唇部は妊娠5~8週にかけて形成されますが、この過程で何らかの異常が起きると上口唇の形成がうまくいかず...

裂が片側に見られるものを片側性口唇裂、両側に裂が見られるものを両側性口唇裂と呼びます。裂の程度で、鼻孔まで裂が達するものを完全裂、鼻孔まで達しないものを不完全裂といいます。口唇裂では多くの場合、顎裂(歯茎の裂)を伴います。また、口蓋裂(上あごの裂がのどちんこまで連続している状態)を伴う場合は、口唇口蓋裂と呼びます。

口蓋裂を伴う症例で裂幅が広く上顎の変形が著しい場合には、手術に先立って顎矯正治療が必要となります。口唇裂の手術は生後3カ月頃、体重5kg以上の時点で行います。初回手術が最も大切ですので、熟練した術者によって行われなければなりません。

遺伝的要因と母体の環境的要因が複雑に組み合わされて起こるといわれています。

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