反回神経麻痺

98件

発声時には左右声帯が中央方向に近寄って気道が狭まるので、呼気により声帯が振動して声が出ます。また嚥下時には、嚥下したものが気管に入り込まないように左右声帯は強く接触して気道を完全に閉鎖します。反回神経麻痺によりこのような声帯の運動性が障害された結果、息もれするような声がれや、誤嚥、むせるといった症状が起こります。また、両側の反回神経が障害されて左右...

前記の原因疾患の治療後、たとえば腫瘍が反回神経周囲に浸潤したため神経を合併切除した、もしくは術後の局所の浮腫や循環障害などにより麻痺が発生する場合もありますが、声がれが初発症状で発見されることもあります。したがって、反回神経麻痺と診断された場合には、原因を徹底的に検索する必要があります。また、気管内挿管による局所循環障害によっても生じることがあります...

ファイバースコープにより声帯の動きを観察することでわかります。その原因が特定できない場合には、頸部、胸部のX線検査やCT、食道造影、上部消化管内視鏡検査などを行います。外傷や気管内挿管後に生じた声がれでは、声帯の軟骨(披裂軟骨)が脱臼している場合があります。この場合、ファイバースコープでは反回神経麻痺と区別がつかないことがあり、筋電図や発声時のX線透視...

声帯を動かす神経(反回神経)は脳幹から枝分かれして頭蓋内から下降してきますが、一度そのまま声帯の横を素通りし、胸郭内に入り、左側では大動脈弓、右側では鎖骨下動脈の部分で折れ返り、食道の両脇をたどって上行し、甲状腺の裏側を通ったあとに声帯の筋肉を支配するという独特の走行をしています。このため、その経路のどこで障害が起こっても反回神経麻痺が発生します。脳幹...

関連ワード

「反回神経麻痺」に関するQ&A

98件

「反回神経麻痺」に関するQ&Aをもっと見る

「反回神経麻痺 声帯」に関するQ&A

28件

「反回神経麻痺 声帯」に関するQ&Aをもっと見る