劇症肝炎

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劇症肝炎とは、急性肝炎のなかでもとくに重症のもので、高度の肝機能不全と意識障害肝性脳症または肝性昏睡と呼ぶ)を特徴とします。日本では、表1に示すような診断基準に従って劇症肝炎を診断します。診断するうえでの重要なポイントは、肝炎様の症状(発熱、かぜ様症状、倦怠感、食欲不振など)が現れてから8週(56日)以内に肝性脳症意識障害)が現れること、高度の肝機...

劇症肝炎に特徴的な症状は肝性脳症意識障害)ですが、初期症状は通常の経過をたどる急性肝炎と何ら変わりはありません。前述したように発熱、かぜ様症状、倦怠感、食欲不振、吐き気、嘔吐などが最初に現れ、尿の色が濃くなって黄疸に気づくようになります。意識障害出現までの日数はさまざまで、急性型と亜急性型がありますが、急性型のうち、肝炎様症状に続いて2~3日で出現す...

血液生化学検査では、肝機能検査、腎機能検査、血液凝固検査が行われます。とくにプロトロンビン時間の測定は必須ですが、肝臓で合成される蛋白質(凝固因子も含む)や脂質の状態を反映する検査項目(アルブミン、コリンエステラーゼ、コレステロール)、ビリルビン抱合能(総ビリルビンと直接型ビリルビンとの比)、ヒト肝細胞増殖因子も重要な検査項目です。血清トランスアミナー...

ウイルスと薬物(アレルギー)が主な原因です。自己免疫性によるものも、まれにみられます。ウイルスには、肝炎ウイルスと肝炎ウイルス以外のウイルスがありますが、劇症肝炎の原因としては肝炎ウイルス(A型、B型、C型、D型、E型)がほとんどです。日本ではB型肝炎ウイルスによるものが多い状況にあります。図4に日本の劇症肝炎の原因別頻度を示しましたが、今なお原因不明...

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