上腕二頭筋腱断裂

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上腕二頭筋は、いわゆる力こぶを作る筋肉で、上端が2つに分かれています。分かれた外側は長頭と呼ばれ、その長い腱(長頭腱)は肩関節のなかをとおって肩甲骨関節窩(肩関節の受け皿)の上に付きます。もう一方の内側の頭は短頭と呼ばれます。下端は、太い1本の腱で橈骨(前腕の親指側の骨)に付いています。この筋のはたらきは、主に肘関節を曲げることと前腕の回外(手のひらを...

長頭腱の断裂では、肩から二の腕の前面痛みを感じます。肘を曲げて重い物を持ったり、手のひらを力いっぱい上に向けたりすると痛みが増します。数日たつと痛みは薄れますが、力こぶの前面の皮膚に出血による青あざが出ます。下端腱断裂では、バキッと音がして肘の前面に強い痛みが現れ、肘の動き手のひらを上に向ける動き痛みのために不可能になります。次第に肘前面にはれ...

長頭腱完全断裂では、力こぶをつくると筋が下端のほうに移動して肘関節のすぐ上に半球状の膨隆(膨らみ)が現れるので、簡単に診断されます。高齢者では前述のように陳旧性(以前から存在する古くなった)の腱板断裂の存在を疑わねばなりません。部分断裂は特徴的な症状が乏しく、外来でできる諸検査でも診断ができず、関節鏡検査(関節のなかに細いのぞき棒を入れる)が必要にな...

高齢になると、肩関節の部分で長頭腱の上面を包んでいる腱板が自然に高率に断裂します。長頭腱の断裂の大部分は、この腱板の断裂に伴って長頭腱が徐々に摩耗され、何でもない日常生活中に生じます。一方、どの年齢層にも腱板断裂を伴わない長頭腱断裂が生じます。肉体労働やスポーツ(ことに剣道)に伴って、急に力を入れた時にブチッという音とともに断裂します。下端腱断裂は中...

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