ラッサ熱

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1969年にナイジェリア北東部のラッサ村の病院(ラッサ総合病院)で、出血熱様疾患の患者が発生し、その病院の医療従事者も同様の疾患にかかって死亡しました。その時にはじめて分離されたウイルスがラッサウイルスです。この村の名前がラッサ村であったことから、ラッサ熱と命名されました。ラッサ熱の流行地は西アフリカで、そこでは毎年数十万人の人がラッサウイルスに感染し...

潜伏期間は5~21日です。症状は、発熱、倦怠感、筋肉痛、腹痛、嘔吐、下痢、咽頭炎症状、胸骨背部痛、咳、結膜炎症状、顔面浮腫、紫斑、意識障害で、後遺症として難聴を残すこともあります。感染者での正確な発症率や死亡率は明らかではありませんが、感染者のおよそ80%が軽症のラッサ熱を、20%が重症のラッサ熱を発症すると推定されています。

臨床症状だけでウイルス性出血熱を診断することは難しく、ウイルス抗原およびウイルスに対する特異的抗体検出によるウイルス学的検査に基づいて診断を下すのが基本です。治療は、対症療法(呼吸循環動態の維持、輸液・輸血、電解質補正など)が基本ですが、抗ウイルス剤のひとつであるリバビリンが、ラッサウイルスの増殖を抑制することが実験的に確認されています。発症早期にその...

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