ライム病

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ライム病はスピロヘータの一種であるボレリアの感染に起因する細菌感染症で、全身性の多様な症状を示します。病原体を保菌しているマダニに刺されることによって感染します。ヒトからヒトへの感染、動物からの直接感染はありません。病原体を媒介するマダニは、日本の本州中部以北に分布するシュルツェマダニのほか、米国ではスカプラリスマダニヨーロッパではリシヌスマダニなど...

海外、とくに米国やヨーロッパでは、ライム病は慢性の全身性の疾患として知られています。これら渡航先で感染した場合、病状の進行に伴い、遊走性紅斑や萎縮性肢端皮膚炎などの皮膚症状、髄膜炎や神経根炎などといった神経症状、関節炎などがみられる可能性があります。(1)感染初期一般的にマダニの刺咬部を中心とする遠心性の紅斑(遊走性紅斑)が数日から数週間後に現れること...

病原体ボレリアは細菌の一種なので、抗生剤による治療が有効です。使用する抗生剤は神経症状の有無により異なります。マダニの刺咬後の遊走性紅斑にはドキシサイクリン(ビブラマイシン)、髄膜炎などの神経症状にはセフトリアキソン(ロセフィン)が第一選択薬として用いられています。服薬期間は2~4週間程度です。薬剤耐性(薬が効かなくなる)は今のところ報告されていません...

ライム病の予防には野山でマダニに刺されないことが最も重要です。マダニの活動期(主に春から初夏、および秋)に野山へ出かける時には、(1)むやみに薮などに分け入らないこと、(2)マダニの衣服への付着が確認できる白っぽい服装をすること、(3)衣服のすそは靴下のなかに入れ、虫よけをし、マダニを体に近寄らせないことが大切です。また、帽子着用も有効です。また、万一...

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