プール熱

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毎年夏季を中心に流行する急性のウイルス感染症で、発熱、咽頭炎、結膜炎が主な症状です。プールで感染することもあるため、日本ではプール熱とも呼ばれていますが、多くは患者さんからの飛沫による感染です。そのほかに、手指を介した接触感染、タオルなどを共用したことによる感染があります。2003年以降は、冬にも小流行がみられています。原因ウイルスはアデノウイルスです...

5~7日の潜伏期ののち、発熱で発症します。高熱のために熱性けいれんを起こすことがあります。そのほかに、頭痛、食欲不振、全身倦怠感、咽頭痛、結膜充血、眼痛、羞明(まぶしさを感じる)、流涙、眼脂(目やに)が3~5日間程度続きます。頸部のリンパ節のはれと痛みを認めることがあります。7型による咽頭結膜熱の場合は、何か基礎に病気をもっている人や、乳幼児、高齢者で...

通常、前述のような特徴的な症状から診断されます。病原ウイルスを特定するためには、鼻汁、唾液、喀痰、糞便、のどのぬぐい液などからウイルスを分離するか、ウイルス抗原を検出します。アデノウイルス抗原を検出するキットが市販されており、診断に用いられています。あるいはPCR法でウイルス遺伝子を検出します。血清学的診断では急性期と回復期の血清で、抗体陽転や抗体価上...

特異的な治療をすることなく自然に治ることがほとんどですが、高熱や咽頭痛のために、水分不足になることがあるので、幼児では注意が必要です。眼の症状が強い時は、眼科の治療が必要になることがあります。予防としては、患者さんとの接触を避けること、流行時にはうがいや手洗いを励行することが大切です。また、治ってからしばらくの間は、便の中にウイルスが排泄されていますの...

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