ブルセラ症

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ブルセラ症は、ブルセラと命名されたグラム陰性球桿菌を病原体とする感染症で、感染症法では4類感染症に分類されます。この病気は本来、家畜(ヤギ、ヒツジ、ウシ、ブタ)などの動物の感染症ですが、ヒトにも伝播する「人獣共通感染症」のひとつです。動物にとっては終生持続する慢性疾患で、感染動物では乳汁、尿、胎盤などからブルセラ属菌が濃厚に検出されます。この菌は世界中...

ヒトの体内にブルセラ属菌が侵入してから、通常2~4週間で発病します。急性型と慢性型があり、症状としては発熱、関節痛、背部痛、発汗、全身倦怠感、食欲不振、頭痛、さらにうつ状態などがあります。長期間にわたって治療をしなかった場合は、繰り返す発熱が特徴的で、これが波状熱という病名の由来になっています。

診断は、患者さんの血液や組織液などの検体からブルセラ属菌を証明することによります。しかし、この細菌は検出が難しく、また症状が多様なため、流行国にあっても診断が困難であることが報告されています。流行地域での動物との濃厚な接触、流行国から輸入した乳製品の摂食などの生活歴も、診断のきっかけになります。鑑別の対象となる病気は、発熱を主な症状とする多くの疾患(感...

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