バレット食道

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食道は、体表の皮膚と類似した扁平上皮という粘膜でおおわれています。その扁平上皮の粘膜が、胃の粘膜に似た円柱上皮に置き換わった状態を、その報告者の名前からバレット食道と呼んでいます。症状としては、逆流性食道炎にみられる胸やけや苦い水が上がるなどを訴える人が多いのですが、まったく無症状の人も少なくありません。とくにLSBEの症例では、まだ証明はされていませ...

症状としては、逆流性食道炎にみられる胸やけや苦い水が上がるなどを訴える人が多いのですが、まったく無症状の人も少なくありません。とくにLSBEの症例では、まだ証明はされていませんが、酸逆流に対する知覚のメカニズムが荒廃している可能性があります。そのため、無症状のままLSBEが継続し、がんが発生・進行して症状が出るまで気づかないというケースがあると推定されます。

日本では、がん発生の頻度が少ないことから、無治療、あるいは酸分泌抑制薬の内服だけで経過をみることが多くなっています。欧米では、発がん予防の観点からバレット食道に対する内視鏡的焼灼術も試みられていますが、日本ではほとんど行われていません。現在のところ、国内のバレット食道経過観察症例で、進行がんまで発展した症例は報告されていません。しかし最近のSSBE症例...

逆流性食道炎(胃食道逆流症)が長期的に続くことに起因すると考えられています。欧米では、食道がんの約半数はバレット食道から発生する腺がんであり、バレット食道は腺がんの発生母地として注目されています。日本では、食道がんの90%以上は扁平上皮から発生するがんなのですが、ライフスタイルの欧米化などにより将来的にバレット食道がんの増加が危惧されています。日本の独...

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