ハント症候群

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ベル麻痺と同様に顔面の麻痺を来す病気ですが、ベル麻痺と異なる点は、耳や耳の穴に水ぶくれ(水疱)やかさぶたが生じることです。また、難聴、耳鳴りめまいを伴うこともあり、この病気を報告した医師の名前をつけ、ハント症候群と呼ばれています。急性の末梢性顔面神経麻痺を来す病気で最も多いのはベル麻痺で、次いでハント症候群の順です。ベル麻痺と同様に、ある日突然に顔の...

ベル麻痺と同様に、ある日突然に顔の片側が動かなくなり、顔が曲がります。耳の後ろやなかの痛みを伴うことがよくあり、水疱かさぶたが生じます。また、聞こえが悪くなったり、耳鳴りがしたり、ふらつきやめまいが生じることもあります。これらの症状は同時に、または時間をおいて次々に起こります。麻痺と同じ側の涙の分泌低下、味覚の低下や物音が響く聴覚過敏になることもあります。

耳や口腔内などの視診により帯状疱疹の有無を調べます。顔面神経麻痺が生じてしばらくしてから疱疹が現れることがあり、はじめはベル麻痺と診断されることもよくあります。聴力検査、平衡機能(めまい)検査、脳神経検査を行い、他の脳神経に異常がないかどうかを調べます。時には水痘・帯状疱疹ウイルスにより、疱疹を伴わずに顔面神経麻痺が生じることがあり、症状からはベル麻痺...

水痘・帯状疱疹ウイルス(みずぼうそうを起こすウイルス)が原因です。みずぼうそうが治ったあとも、このウイルスは神経組織に潜んでいます。この状態を潜伏感染と呼びます。何らかのきっかけで潜伏したウイルスが再び増え(再活性化と呼ぶ)、皮膚や粘膜に水疱を伴う病変を引き起こします。神経の分布に沿って帯状に病変がみられるため、帯状疱疹と呼ばれます。耳や耳の穴の周囲の...

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