ネフローゼ症候群

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ネフローゼ症候群とは、尿の中に大量の蛋白質が出てしまい、それに伴って血液中蛋白質が減少するため、浮腫(むくみ)、血液中コレステロールなどの脂質の上昇等が現れる病気です。この症候群は、いろいろな腎臓病気によって起こり、原因疾患はひとつではありません。腎臓自体に病気が起こりネフローゼ症候群となる一次性(原発性)ネフローゼ症候群(表3)と、糖尿病腎症、...

顔や手足にむくみが認められます。時に全身浮腫が著しくなり、胸部や腹部に水がたまる(胸水、腹水)こともあります。尿が出にくくなり、腎機能の障害や血圧の低下を認めることもあります。また、ネフローゼ症候群の患者さんの血液は凝固しやすい状況になるので、腎静脈や下肢深部静脈に血栓症を起こすことがあります。

表5に示すネフローゼ症候群の診断基準を満たせば、原因にかかわらず本症と診断されます。尿所見では、一般に大量の蛋白尿が認められます(時に、20g/日以上)。その他、血尿は微小変化型・膜性腎症では通常認められませんが、他の疾患ではいろいろな程度の顕微鏡的血尿が認められます。また、卵円形脂肪体、脂肪変性した腎上皮細胞などが認められます。血液検査では、低蛋白血...

血液を濾過し尿を作る部分(糸球体基底膜)の障害により、本来もれ出ることのない高分子蛋白質(主としてアルブミン)が尿中にもれ出してしまう状態です。蛋白尿により多くの蛋白質が体内から失われると、低蛋白(アルブミン)血症になります。浮腫の原因としては、尿中に大量の蛋白質が失われることにより引き起こされる、血管内に水分を保つ力(血漿膠質浸透圧)の低下や循環血漿...

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