コレラ

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コレラ毒素を産生するコレラ菌によって起こる急性胃腸炎です。菌に汚染された水や、加熱不十分な魚介類の飲食により感染します。現在では海外旅行でかかってくる人が大部分ですが、輸入食品を介して食中毒として発生することもあります。発展途上国では日常的に流行しており、WHO(世界保健機関)は検疫伝染病として監視していましたが、規則改正により2007年より対象からの...

典型的な場合には、2~3日の潜伏期間ののち、下痢と嘔吐で突然発病します。米のとぎ汁のような大量の下痢便が何回も出て、急激に体液を失い、脱水症状が現れます。腹痛はなく、体温はむしろ低下します。眼球が陥没し、声がかすれ、皮膚がしわしわになり、さらに進行すると意識障害やけいれんなどがみられ、死に至る場合があります。腹痛や発熱がないため、医療機関への受診が遅れ...

下痢や嘔吐がひどい時は受診してください。便からコレラ菌を検出し、コレラ毒素をもっていることがわかった段階で診断されます。検査には少なくとも2~3日かかります。診断が確定したら医師は保健所に届け出ます。血液や尿の検査所見は脱水の程度により異なります。治療は輸液により全身状態を改善することと、抗菌薬により除菌を行い、下痢の期間を短縮させ、感染拡大を防止する...

菌は便のなかに排泄されるので、患者さん自身が手洗いを励行すれば他人への感染を予防できます。患者さんが排泄の介助を必要とする場合には、介助者が手洗いを励行します。ワクチンはありますが、その効果は十分とはいえず、海外での飲食物に注意するほうが賢明です。

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