クリプトスポリジウム症

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ウシ・ブタなどの家畜、イヌ・ネコ・ネズミなどの動物の腸管に通常存在しているクリプトスポリジウム原虫による消化管感染症です。世界中に広く分布しています。免疫機能が正常な成人が感染した場合は、ほとんどが無症状で経過すると考えられていますが、免疫力の低下した人や小児・老人などが感染した場合、病気を起こすことがあります。米国では過去に40万人が罹患した大規模な...

動物あるいは患者さんの糞便中のクリプトスポリジウム原虫オーシスト(卵嚢子)に汚染された飲食物を口からとることにより感染します。オーシストを大量に飲み込んだ場合や免疫機能が低下した人が感染した場合には、水様性下痢、腹痛、食欲低下、悪心などの症状が数日から2~3週間続きます。エイズなどの免疫不全状態では激しい下痢を繰り返し、免疫不全の進行とともに重症化し...

糞便中のオーシストを直接、あるいは集卵法と呼ばれる方法で濃縮したものを、顕微鏡を用いて検出します。簡易キットを用いて糞便中の原虫抗原を検出することもできます。また、血液中の抗体を間接蛍光抗体法で検出し、診断することも可能です。有効性が高く、確実に治療できる薬剤は見つかっていません。下痢の程度が軽い場合は水分・電解質バランスの調節を中心に対症治療を行いま...

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