アルコール性肝障害

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アルコールの過剰摂取で最初に生じるのはアルコール性脂肪肝です。それでもなお大量飲酒を続けると、約2割のにアルコール性肝障害が起こります。アルコール性肝障害のなかには、肝性脳症、肺炎、急性腎不全、消化管出血などの合併症やエンドトキシン血症などを伴い、1カ月以内に死亡する重症型アルコール性肝炎と呼ばれる病態があります。幸い重症化しない場合でも、長期に大量...

アルコール性脂肪肝は日本酒換算で5合程度を5週間続けただけで引き起こされるので、大量飲酒者のほとんどに認められますが、通常は無症状です。3合以上の大量飲酒を続けると、2割のがやがてアルコール性肝障害を発症し、一部症例では、発熱、黄疸、右上腹部痛、肝臓の圧痛、食欲不振、嘔吐、下痢などの自覚症状を訴えます。さらに進行してアルコール性肝硬変に至ると、しばし...

日ごろから、肝機能や膵機能、空腹時血糖に異常がないかどうか定期検診を受けることが大切です。多くの飲酒者でγ‐GTPは高値を示すので、個差はありますが飲酒量のバロメーターとして利用できます。アルコール性肝障害では肝臓の線維化が進んでも、しばしば血液検査で異常が見つからない場合もあるので、詳しく肝臓の状態を知るためには腹部超音波検査や肝生検が必要になりま...

慢性的な大量の飲酒が肝臓に障害を引き起こすことは古代ギリシアの時代からよく知られた事実です。では実際には、どの程度の飲酒になると危険なのでしょうか。Pequignotらは純アルコールに換算して1日80g未満を対照群、80~160gを危険群、160g以上を高危険群とした場合、肝硬変の頻度は対照群に比べて危険群では約5倍、高危険群では25倍になることを明ら...

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