アルコール依存症

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アルコール依存症は、薬物依存症のひとつです。ほかの薬物依存症と同じようにアルコール依存症も「脳の病」であり「行動の病」です。薬物依存症の主な症状は、「強化された薬物探索・摂取行動」と規定され、脳に行動の記憶として刻印され、完治することがない病気です。長期にわたる断薬(アルコール依存症では断酒)をしても、少量の再摂取から短期間に断薬(断酒)直前の摂取行動...

主な症状は病的な飲酒行動です。その始まりはゆるやかで気づきにくいという特徴があります。病的な飲酒行動は、摂取行動と探索行動の変化として現れます。摂取行動は、日常行動の合間合間に飲酒を繰り返したり、飲んでは眠り、さめては飲むを繰り返したりの病的飲酒パターンになります。病的飲酒パターンの持続時間は、初期は短期間で徐々に延長します(表3)。病的飲酒パターンと...

検査法には、飲酒パターン分類(表3)や表4に示すCAGEテストなど各種のスクリーニングテストがあり、それらでおおむね診断可能です。アルコール依存症は、ほかの薬物依存症と併せて精神作用物質依存症や物質依存症と呼ばれ、共通の診断基準があります。WHO(世界保健機関)のICD‐10の精神作用物質依存症診断基準(表5)や、米国精神医学会のDSM‐IVの物質依存...

依存性薬物であるアルコールを含んだ嗜好品、すなわちアルコール飲料を繰り返し摂取すると、脳内へのアルコールの強化作用(その薬物の再摂取欲求を引き起こす作用、アルコールでは飲酒欲求)に対する感受性が増大します。強化作用の機序(仕組み)はすべての薬物依存症に共通で、脳内の側坐核から神経伝達物質のドーパミンが放出されることによります。アルコールは、GABA‐A...

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