うっ血肝

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急性心筋梗塞や肺炎などで、急に心臓のはたらきが低下した急性心不全患者さん、あるいは、心臓弁膜症や高血圧性心臓病で慢性的に心臓のはたらきが悪い慢性心不全の患者さんに生じる肝障害です。血液が循環しないために肝臓血液がうっ滞して、肝臓が腫大するとともに、低酸素血症も加わることにより肝臓組織が障害を受けます。下肢のむくみや頸静脈の怒張(ふくれる)、あるい...

下肢のむくみや頸静脈の怒張(ふくれる)、あるいは呼吸困難などの心不全の症状が前面に現れます。心不全症状に加えて、肝臓が腫大し、肝機能障害を起こします。急性心不全の時は、肝臓が急速に大きくなるのに伴って肝臓の表面を被っている肝被膜が急速に伸展するために痛みを生じ、右季肋部痛を来します。肝障害は心不全の程度によりますが、時には高度の黄疸を生じます。急性心不...

肝機能検査は、心不全の程度に応じて軽度から高度の異常所見を示します。総ビリルビン値は、通常は1.3mg/dl以下ですが、20mg/dl以上の高度の黄疸を示すこともあります。急性心不全では、AST(GOT)優位のトランスアミナーゼ異常がみられ、時には数千単位に及ぶこともあります。慢性心不全では、アルカリホスファターゼの高値がみられます。肝炎ウイルスマーカ...

肝臓は、心臓から送り出される循環血液量の約4分の1にも相当する多くの血液が供給されているため、心臓のポンプ作用が低下する心不全、とくに右心不全ではその影響を大きく受けます。また、解剖学的にも、右心房と肝静脈が近いために肝静脈は右心房の圧の変化を受けやすく、右心房圧の上昇に伴って、ただちに肝静脈圧が上昇します。その結果、肝内の静脈枝は圧が高まって拡張しま...

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